2011年05月25日

エリート教育

人間の景色が良いと思ってお付き合いさせてもらった老学者の言葉を
思い出した。
酒を飲みながら戦前の教育の話になった。
彼は京都大学で、工学の勉強をして、その道の大家になったのだけれど、
大学でのカリキュラムは、どんな高度な数学理論を学んだのかを聞いたのだが、
そんな面白く、簡単なものは予科の時やるもので、大学に入ってからは、日本のエリートをつくるために
徹底した人格教育や教養そして芸術などを教えられたと言っていた。
戦後それらが、すべてGHQによってなくされたので、戦後の東大京大からろくな人間が出来ないと
言っていた。
この先生は、戦争中、国の命令で国内の安全な所で研究をしていたという。
国は戦後の復興を考えて、理数系のエリートは、国内に温存していたとの事だ。
そして、その中に後のソニーの盛田さん井深さんがいたという。
前首相は、東大での理科系というが、訳の分からない宇宙人で、いい年して親から小遣いを
もらい、散々かき回して降りた。
エリートらしいかけらもない。わがままな坊っちゃんだ。
やはり教育こそ復興の礎だろう。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:30Comments(0)日記