2011年09月22日

正しい仕事

ある中小企業を訪問した時、毎年学卒が2人ほどの定員の募集に400人ぐらいの
受験があるという。
特別な物を造っている訳では無い会社で、業種としては斜陽と言われている業種だ。
なぜそんな事が起きるのかを色々聞いてみたが、経営者の経営力もさることながら、
会社で行っているボランティア活動があるという。
何年か前から、会社としてボランティア活動を始めたら、目にみえて受験者が増えたという。
最近の若者は、そういう企業を探して受験している様だ。
喉から手が出るほど人材が欲しい中小企業からすれば夢の様だ。
たまに就職をひかえた学生と話をすると、必ずその仕事のやり甲斐を聞かれる。
何のために、社会にどの様な貢献をしているのですかなど、必ずでてくる。
我々は若いときはそんな事を考えてもみなかった。何か面白そうな仕事あるかなぁ
ぐらいのもんだ。
それと比べると今の人は真面目だと思う。
今のほうが就職に昔より遥かに厳しいためだろう。
正しい仕事でなければ、頑張りきれないだろうし、不正義の会社はやはり社会から清算させられる
事を知っているのだろう。
金もうけだけがうまい会社は、人気が無い。
若い人はドライと言われるが、案外、生活に疲れたオジサンオバサンより、昔の良き日本人の
気質(思いやりとやさしさ)をしっかり持っている気もしてきた。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:00Comments(0)中小企業