2011年09月29日

上海の地下鉄事故

また中国で列車事故があった。なんと地下鉄が衝突したというのだ。
死者が無かったのは不幸中の幸いだが、日本では信じられない事故でもある。
新幹線の事故といい、中国の鉄道事故が続く。
こういってはなんだが、これから事故が起きる可能性は益々上がるだろう。
というのは、基本的に事故が起きる可能性は、時が過ぎるほど上がるものだ。
だから日本では予防保全という考え方がある。
今回の中国の両方の事故とも、開通して間もない間に起きた。
つまり、一番事故が起きづらい時期に起きたのだ。それからすると非常に怖い事だ。
そもそも技術というものは、金だけで買えるものではない。
それに携わる人達は、真面目に真摯に安全についての意識を持ち、日々それらに精進して
くれてこそ、その機能を発揮するものだ。
造れる事と、その機能を維持する事とは、全く違う。
工業は、その現場の人達のたゆまぬ努力によるものだ。
中国版「ポッポ屋」が、どれだけでるかが、本当の鉄道の安全性の指標だろう。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:17Comments(0)日記