2013年05月14日
メイドインジャパン
NHKの番組でメイドインジャパン逆襲のシナリオという番組があった。
面白そうなタイトルなので期待しながら見ていた。
大きなテーマは、まともになった。それは日本の製造業再生が日本の再生である事だ。
NHKはつい去年までは、製造業の時代は終わった。
日本は製造技術を海外(中国)に移転(くれてやって)してサービス業になれ、などと言っていた事を
思えば見事なくらいの変身だ。
経済の本質は金融にはない。付加価値を生む「モノづくり」にこそあるのだ。
あのアメリカのオバマですらそれに気が付き製造業を国内に戻そうとしている。
しかし、先は長く問題は深刻なのだが、方向は間違っていない。そして日本だ。
あの番組を見ていたら付け焼刃である事が良く解った。
モノづくりを解っていないので取ってつけた様な内容だ。
番組では三次元プリンターを賞賛してドイツやアメリカが、この三次元プリンターで新しい時代の
モノづくりをしているので、日本も遅れをとってはいけないというのだ。
正直ドッチラケーといったところだ。若い官僚とおぼしき解説者が張り切っていたが、
今まで継続的に工業を学習していない事が良く解った。
三次元プリンターが出現したのは一昔前の事だ。それを使ってビジネスの展開をしている企業も
少なくない。これからもっと新しい企業も出るだろう。
しかし、国際競争の世界では小さな部分でしかない。
まずアメリカだ、金融資本主義がはびこりモノづくりを軽んじたためにモノづくりの伝統が
根こそぎ無くなってしまった。だからそれを再生するのに数十年をかけていられないので、
三次元プリンターで「製造技術の発展のいらないモノづくりをしようとしているのだ。
そしてドイツだ。ドイツは職人を残す事でモノづくりを残そうとした。
しかし、近代製造業と職人は違う存在なのだ。日本で人間国宝の職人と日用品をつくる
製造屋さんが違うように。
だから両者ともに発達した製造技術を持ちえない弱みを三次元プリンターで埋めようとしている。
しかし、日本の中小製造業には、すべてではないが、かなり優秀な製造技術を持った会社がある。
その多くは経営者は2代目や3代目で、学卒などの高等教育を受けてから跡継ぎになっている。
だから三次元CADやNC・MCを使いこなし、マーケティングの理解すらある。
だからモノづくりの偏差値はかなり高いのが現状だ。
ではなぜ半導体などが韓国やアメリカに負けたのか、その重要なポイントは政治力を使った
圧力や技術の盗用なのだ。アメリカは政治力で日本が製品を作れない様に圧力をかけ、
中国・韓国は表向きは政治力で技術移転と資金供給を日本にせまり、
裏では、技術の盗用と為替操作を行って来た。だから、まず政府に望むのは、せめて
まともな競争をさせろという事と、自国民を真面目に守れという事だ。
NHKが中国の出先機関という人がいたが、そうだとすればこの程度の番組になるのだろう。
本当の事、言えないしなぁ。
面白そうなタイトルなので期待しながら見ていた。
大きなテーマは、まともになった。それは日本の製造業再生が日本の再生である事だ。
NHKはつい去年までは、製造業の時代は終わった。
日本は製造技術を海外(中国)に移転(くれてやって)してサービス業になれ、などと言っていた事を
思えば見事なくらいの変身だ。
経済の本質は金融にはない。付加価値を生む「モノづくり」にこそあるのだ。
あのアメリカのオバマですらそれに気が付き製造業を国内に戻そうとしている。
しかし、先は長く問題は深刻なのだが、方向は間違っていない。そして日本だ。
あの番組を見ていたら付け焼刃である事が良く解った。
モノづくりを解っていないので取ってつけた様な内容だ。
番組では三次元プリンターを賞賛してドイツやアメリカが、この三次元プリンターで新しい時代の
モノづくりをしているので、日本も遅れをとってはいけないというのだ。
正直ドッチラケーといったところだ。若い官僚とおぼしき解説者が張り切っていたが、
今まで継続的に工業を学習していない事が良く解った。
三次元プリンターが出現したのは一昔前の事だ。それを使ってビジネスの展開をしている企業も
少なくない。これからもっと新しい企業も出るだろう。
しかし、国際競争の世界では小さな部分でしかない。
まずアメリカだ、金融資本主義がはびこりモノづくりを軽んじたためにモノづくりの伝統が
根こそぎ無くなってしまった。だからそれを再生するのに数十年をかけていられないので、
三次元プリンターで「製造技術の発展のいらないモノづくりをしようとしているのだ。
そしてドイツだ。ドイツは職人を残す事でモノづくりを残そうとした。
しかし、近代製造業と職人は違う存在なのだ。日本で人間国宝の職人と日用品をつくる
製造屋さんが違うように。
だから両者ともに発達した製造技術を持ちえない弱みを三次元プリンターで埋めようとしている。
しかし、日本の中小製造業には、すべてではないが、かなり優秀な製造技術を持った会社がある。
その多くは経営者は2代目や3代目で、学卒などの高等教育を受けてから跡継ぎになっている。
だから三次元CADやNC・MCを使いこなし、マーケティングの理解すらある。
だからモノづくりの偏差値はかなり高いのが現状だ。
ではなぜ半導体などが韓国やアメリカに負けたのか、その重要なポイントは政治力を使った
圧力や技術の盗用なのだ。アメリカは政治力で日本が製品を作れない様に圧力をかけ、
中国・韓国は表向きは政治力で技術移転と資金供給を日本にせまり、
裏では、技術の盗用と為替操作を行って来た。だから、まず政府に望むのは、せめて
まともな競争をさせろという事と、自国民を真面目に守れという事だ。
NHKが中国の出先機関という人がいたが、そうだとすればこの程度の番組になるのだろう。
本当の事、言えないしなぁ。