2013年08月12日

中国経済の不思議

どんな経済も、その活動実態というのは、数字に表れる。
それを間違いないものにする簿記原理というのは、欧米人の開発した傑作だ。
イカサマがしづらいという事に関しては、日本の大福帳より遥かに進んでいる。
欧米にはイカサマ師が多かったせいもあるのかも知れないが、簿記会計原則により、
信頼関係は築かれて来た。
しかし、どうだろうか中国政府が発表する数字の信ぴょう性の無さや、
企業発表の数値の監査の甘さは、いくら新興の国といえども、
その金額に対してそぐわないいい加減さだ。
シャドーバンキングが国の中枢を占めていて、その率は10数パーセントになるという。
経済の常識を知っている人間なら、時間の問題で経済は破綻する。
企業の利益は投下資本に対しての利益率だ。
簡単に言えば、見込める利益より高い金利で金を借りれば破綻するという事だ。
一時のグーグル、アップル、マイクロソフトの様な企業でなければ、クリアできる数字ではない。
そんな企業は中国には勿論ない。
おおかたは、建物でも建てたのだろうが、億ションに入れる中国人は何人いるのだろう。
もし中国の経済が破綻すれば、とてつものく回復に時間がかかるだろう。
現実にはウルトラCはない、経済で生き残る企業はコツコツ努力した企業だ。
いずれにせよ要注意なのは中国経済だ。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:55Comments(0)日記