2013年08月29日

社員教育のコスト負担

先日若手経営者と話す機会があった。
彼は成功者としてマスコミなどにも取り上げられている。
話が社員教育の話になった。
私がその仕事をしている事からそうなったのだが、
今の会社は社員教育など出来ないという。
教育の責任は、その人の家庭と本人自身の努力だという。
結果、仕事が出来る人間は正社員として企業で大事にされ、
そうでない人は、自己責任で非正社員でしかたがないという事だった。
確かに財務上の判断ではそうなるし、一生懸命育てても能力が高いと、
給与が良い会社に、すっと行ってしまう若者も多い。
結果、そこそこの人間しか残らない。
私自身多くの企業の財務諸表を目にするが、
昔と比べれば余力は極端に少なく、難しい事は事実だ。
現実、社員教育の業界は冬の状況で、これから無くなるのではないかとも思う。
だが、これだけは言える。
ちゃんとして人材を育てた会社こそ生き残る。
企業が無くなる理由は後継者だ。
後継者がいない企業は自然消滅する。
松下幸之助の金言こそ今噛み締める必要がある。
「松下電器は、人材を作っています。その合間に電気製品を作っています。」

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Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:30Comments(0)教育