2013年10月02日

風邪の効用

久々に風邪をひいてしまった。
毎年3回ほどひいていたのだが、昨年1年は珍しく風邪をひかなかった。
今年は夏が厳しかったせいか、一気に疲れが出た感じである。
昔、野口晴哉(のぐちはるちか)という人の本で、「風邪の効用」というのがあった。
かれは、現在日本の整体について繁栄させた第一人者だ。
指圧の浪越さんも彼の弟子だったらしい。
その「風邪の効用」の話だが、風邪というのは、体の偏りを自力で直そうとする
そういった自己治癒力の発揮だというのだ。
体温が40度などとなると、脳細胞にダメージを与えるので下げる必要があるが、
そうでなければ、栄養を十分にとって体を休める事だという。
風邪を何年もひかないと自慢する人がいるが、そういう人はポックリ亡くなる人だという。
まあ、それはともかくとして、気のせいか熱が下がって体が動くようになると、
風邪をひく前より体調が良い気がする。
科学がどれほど発達しても、この野口さんの話の様に、霊主体従といい、
心のありかたと肉体の状態は一致してくるというのは、腑に落ちるものだ。
所詮人間生きても100年、何億年の地球の歴史から言えば、ほんの一時。
自分達がすべて解った思う事自体思い上がりなのだろう。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 16:21Comments(0)日記