2013年10月18日

鏡の原理

他の人の行動は自分の鏡であり、身の回りのすべての人は師である。
鏡の原理の考え方で、教育の基礎だと思う。
特に親子、兄弟、夫婦、恋人など近い相手にこそ、この鏡の原理は鮮明になる。
夫婦でどうしても気に入らない相手のしぐさ、これなどは、
何故自分がそれが気になっているか嫌なのかの理由を考えてみれば、
ちゃんと理由がある。
そしてそれをしっかり理解していけば、また見えてくる世界が違ってくる。
特に最近高齢になった母と会話しているとそれが良く解る。
自分が決めた事は絶対に譲らない、なにしろ頑固である。
すべて自分で決めて、他人のいう事は参考程度にも聞かない。
だから呆け始めたら、難物になってしまう。
しかし、私自身がこの母の血を一番引き継いでいる。
母を見ていると自分が周りの多くの人に迷惑をかけているのではないかと思う。
年を取るごとに回りのいう事に良く耳を傾けようと思う。
しかし、そんな母でも私のいう事は一番聞いてくれる。
なるほど吉田松陰が言っていた。
「親思ふ 心にまさる 親心 けふのおとずれ 何ときくらん」
親にはかなわん。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:13Comments(0)教育