2013年10月11日

ケンチャナヨ精神

最近本を読んでいたら、元サムスンに勤めていた日本人が、
サムスンの工場内で起きている事を、ケンチャナヨ精神と言っていた。
どうも、小さい事は気にしない、面倒くさい事はやらない。
といった意味らしいが、部品製造などを担当している韓国人は、それこそ
歩留りが悪いとか、不良率が高いという事が出ても、このケンチャナヨ精神で、
直そうとか、もっとよくしようという文化が無く、定時になったら直ぐ帰ってしまうらしい。
日本人だと、やれQCサークルだ、
TQCなどと必死で歩留りを良くしようとするのだが、
そういう文化が全くないらしい。良く海外で韓国企業が作ったインフラが、あっさり壊れる
と言った話があるが、それも昔の話だと思ったら現在進行形の事だという。
電気製品にしても、ずいぶん品質が上がったというのは、日本人技術者が現地で
ラインを作り、運用していた時は、不良率津は日本企業並みに下がったが、
教えた韓国人がラインを作ると、また不良率がもとに戻り、歩留りが悪くなる、
するとサムスンには日本の各場所に日本人をヘッドハンティングする部署があり、
能力がある日本人を連れてくるという事らしい。
まあサムスンに学べなどと経済紙が書いていたが、こんなもの学ぶようなものではない。
現場も見ずに記事を書く記者も記者だが、
そんな言葉に騙されて、韓国に投資をした人などは、なにをかいわんやだ。
日本人だからこそ、一所懸命に働き、もっと良いものをと考える。
海外がいくら人権費が安くても、日本人以上に真面目な国民などはいない。
単なる人件費のレートで企業を動かすと、ケンチャナヨ精神でえらい目に会うというのに・・  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:10Comments(0)日記