2013年10月03日

式年遷宮

伊勢神宮の式年遷宮が執り行われた。
黒田清子様が式を取り仕切っているという。
伊勢神宮では式の取り仕切りは、天皇家の女性皇族だという話を聞いたことがあるので、
なるほど今もそれがいきているのだという事で、感慨があった。
もう一千年以上も続いているという、この式こそ世界遺産そのものと言っていいだろう。
しかし、訳のわからない外人がぞろぞろ来られても困るので、
静かに荘厳に行われる事は良い事だろう。
自分の生まれるずっと以前から始まり、自分が死んでも続いていくだろう、
この安定した連続性は、生きていく安心感や安定感と一致しているような事と思える。
中国の様に歴史が長くても、100年も持たず次の王朝になり、今までの正義が悪となって
しまっている国とは、根本的にここが違うのだろう。
万世一系とい天皇家をいただく事の意味は、この安心感だろう。
それと、欧州や中国の王は覇王であり、力でむしり取った王権だ。
しかし、天皇家は長く武力は使っていない。
信長も秀吉も家康も、その気になればひとひねるすれば済んだのに、
それをしなかった。
その日本人であることは、やはり誇りに思って良い事だし、子供たちに伝えていくべき事だ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:16Comments(0)神社