2014年01月10日

継続こそがテーマ

日本的経営を考える上でなにが基本なのかというと、
それは継続という事だ。
勿論、継続のためには規模の拡大や利益を追求するが、
それを短期に極大する事は、むしろ継続としては危ない場合も多い。
それらをバランスを取りながら成長させる事が継続では重要になる。
日本以外の国では際限のない拡大や際限のない利益追求を追い求める企業がある。
しかし、その様な企業は、あっという間に消えたりもする。
これらは、そこに住む人達の宗教観や哲学に由来する。
日本の天皇陛下の価値は、125代継続して来た事。
そして力づくで民を治めたのでなく、基本、民が自ら従ってきた事だ。
それを体現している姿を国民は、自らの生活の中に取り入れて来た。
世界でもありえない程長寿な企業が多いのは、その結果だ。
500年600年などの企業は京都や関西に行けばゴロゴロしているし、
中には1000年を超えた企業もある。
それぞれの企業には、祠があり何がしらの神様が祀られている。
そして、毎日、先祖や先達の人達が我々に残してくれた文化や財産に感謝をし、
自分の子子孫孫に残る事を祈念しながら仕事を続ける事だ。
その姿を部下や周りの人々が見て、皆が納得して頑張る風潮(社風)ができるのだ。
最近は、そういうセレモニーをやる余裕もなく、
真っ黒になって働いているだけの企業も多いが、
先祖や先達に手を合わせる余裕があれば、
必ずいいヒラメキがあると思うが、どうだろうか。
良い寺院や仏閣は、そんな気が満ちている様だ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:09Comments(0)日記