2016年06月06日

山と神々と

今回は白山山系を神社、仏閣を見てきたが、
現存するものは1200年ほど前、仏教伝来の頃のものだ。
しかし、それ以前にも修験者などがいて山を神として、
その山々で修行する事で、人間を超えた神と対話をし
真理をつかむ努力をした人々がいたのだ。
それは数千年の歴史があるのではないだろうか。
私は駿河に生まれたので、何は無くとも富士山がその象徴だが、


福井あたりから見た白山の神々しさは、また格別のものがある。
先日自動車で盛岡に行ってきたが、盛岡インターから見た岩手山は、
富士山と間違えるほど壮大で優美であった。

きっと盛岡の人たちは、岩手山に守られて生きてきた。
そう信じられたほどだ。
人と山との関係は、その恵みと厳しさと、そして美しさ。
自然に信仰と結びついて来たのだろう。
何万年の山の寿命と何十年の人の寿命。
やはり神は山に宿りまする。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 15:42Comments(0)日記