2010年01月07日

理想の会社経営

たまに経済の本を読むのだが、株主資本主義が良いとか、
ステークスホルダー資本主義が良いとか、
色々な意見がある。
株主資本主義とは、会社は株主のもの、株主に利益があるように会社は
運営されるべき、というものだ。
ステークスホルダー資本主義とは、会社は従業員など働く人や、関係会社、
地域社会など、すべてのものだ、という考え方。
どちらが良いか、という論争が続いている。
前者は、悪くすれば、強欲資本主義(金持ちのみ正しい)という事になる。
後者は、無責任体制(全員が責任者では、誰も責任をとらない。)
どこぞの国の年金が、その結果。
どうも、思うのに大企業は前者が向いていて、中小企業は後者に向いている気がする。
しかし、どちらにも最も大切なポイントはモラルという事の様だ、
大企業はコンプライアンスが重点だろうし、中小企業は経営者しだいだろう。
成功している中小企業の成功者は、すばらしいハートをしている。
凡人からみると、その経営者の手柄なのに、それを受け取らず、ステークスホルダーに
再分配するんだから、ある種の修行僧の趣がある気がする。
何が成功なんだろうか、考えさせられる。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:51Comments(0)中小企業