2010年01月06日

落語の世界

好きで落語のCDを聴きながら運転をしている。
あまり熱中しそうなのは、聞かない事にいているが(運転が留守になり危ないので、)
一人で笑いながらの運転も多い。
対向車の人から見たら変かも・・・
しかし、思うのに、落語の世界には今の日本に必要なものが多く表現されている。
それは「情」だと思う。たとえば、どうしようもない乱暴者でも、文句を言われながらも居場所がある。
今だったら、ほとんど刑務所暮らしだろう。
困っている子供がいたら、大人が、よってたかって面倒をみようとする。
お大尽の人は、困った人をみたら助けずにはいられない。
勿論、作者の意思もあるだろうが、昔の庶民は笑いながら、人間を社会を考える場であったろう。
子供は親に孝行をし、仲間同士や夫婦は仲良く、社会全体で子供を育てる。
そんな事を自然と教えてくれている。
今の社会は不安だというが、何で??と言った時、落語の世界の様に、
弱い人、未熟な人の居場所が無いからじゃないだろうか。
落語の世界では、どんな人でも居場所がある事を納得し、訴えている気がする。
単なるお笑いと違う人間の機微を小学生くらいから聞かせたら、
もっと違う世界になるのでは、ないだろうか。
以上、英語より落語を論でした。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:20Comments(0)日記