2011年12月27日

筋肉マン

昔、筋肉マンという漫画があったが、柔道の内柴も頭の中が筋肉だったのだろう。
教師として最も恥ずべき罪で警察の御用となってしまった。
私らの様に柔道の山下を見てきた者からすれば、愕然とする話だ。
ここ20年の社会が、「強い者勝ち」の社会であり、
結果を出せば、それがすべてという事だったのだろう。
成果主義が一般化されて、それがすべてに優先するといった間違った運営がなされて来た。
柔道の弱体化は、色々の事が言われているが、根本的な事は、
武道である事を忘れてしまった事にある。
武術は双刃の刃だ、使い方により多くの人を傷つけ、殺傷すら出来る。
だから己を戒め常人以上に回りをいたわる事が武術家の基本であったはずだ。
山下などは、修行僧の趣があった。
間違ってもハレンチ罪に関係する様な人間では無いだろうと思う。
だからこそ世界中から尊敬された。強いからだけでは無いはずだ。
スポーツとなった柔道は、いつしかアメリカンドリームのスポーツと勘違いしている様だ。
相撲でも同じ事が起きて来て今苦しんでいる。
最近の相撲を見ると、モンゴル出身の白鵬がもっとも理解している様だ。
いずれも、その精神の荒廃こそが最大の原因だろう。
まず、頭の中を筋肉にする教育をやめよ。
筋肉マンは漫画の中だけでたくさんだ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:40Comments(0)日記