2011年12月31日
今年とはなんだったか
昨日ブログを更新できず、ついに大晦日になってしまった。
そこで今年最も考えた事を記したい。
今年起きた事件は、言わずと知れた3.11だ。私は常に経済の事を考えているので、
アメリカ、ヨーロッパの経済不安に日本では大震災かぁ、と出口が見えない不安を感じた。
しかし、色々と大震災関連の話題を含め、情報を集めて思ったのだが、
その不安が的ハズレだと思った。実は大きなチャンスではないかという事だ。
それは震災特需でもなく、勿論火事場泥棒的な稼ぎでもない。
本当の経営理念を持った企業が表に出てくるチャンスだという事だ。
中小企業の経営のお手伝いをしていて、経営理念は大事であるが、その理念を
会社全体に浸透する事こそが最も必要の事であり、命であると思っている。
しかし、素晴らしい経営理念を掲げながらも、倒れていく会社も多くみてきた。
何が違うのだろうか、大きな疑問があったのだが、その結論が判った気がした。
それが企業が持つ使命に忠実な企業こそ将来の不安を感じる必要がない企業だという事だ。
この震災では、警察、消防、自衛隊は、使命に忠実な働きを見ていて、自分もそうなろうと、
志願した子供たち激増したという。
人間は本来良い事をしたいのだ。人の役にたち、多くの人を助けたいのだ。
だからこそ、苦しんでいる人達のために、命を掛けている人をみて、自分もああなりたいと
思ったのだ。東北にある薬品会社は、震災直後、被災者のために副社長自ら、薬品の搬出に
必死に取り組んでいる姿を見て、部下である社員は「自分が選んだ会社に間違いが無かったと
思った。」と言っている。こんな社員がいる会社が傾くはずは無い。
人間は金だけでは命懸けでは動けないのだ、本当の正しさを求めているのも人間だからだ。
東京電力も今回の原発事故で、いろいろな世論にさらされている。
確かに、上層部には問題もあるだろう。しかし、現場は健全だ。命懸けで原子炉の暴走を抑えた
吉田所長は有名だが、地震直後原子炉の点検に行って津波に巻き込まれ殉職した2名の
若者もいる。21才と24才のこれからまだ前途のある若者だ。
彼らは、東京電力の殉職碑に祀られた。それでも、辞める若者は居ない。
彼らにはプライドがあるからだ、日本の電力は自分達が守って来たし、亡くなった仲間のためにも
逃げれない。
使命がある仕事、使命感のある人間がいれば無くなる不安など持つ必要もない。
二宮尊徳翁の言葉に、こんな言葉がある。
「 道徳なき経済は犯罪である。 しかし経済なき道徳は寝言である 」 と。
犯罪である経済は今年で終わり。道徳ある経済が始まる来年は、そんな年になる。
そこで今年最も考えた事を記したい。
今年起きた事件は、言わずと知れた3.11だ。私は常に経済の事を考えているので、
アメリカ、ヨーロッパの経済不安に日本では大震災かぁ、と出口が見えない不安を感じた。
しかし、色々と大震災関連の話題を含め、情報を集めて思ったのだが、
その不安が的ハズレだと思った。実は大きなチャンスではないかという事だ。
それは震災特需でもなく、勿論火事場泥棒的な稼ぎでもない。
本当の経営理念を持った企業が表に出てくるチャンスだという事だ。
中小企業の経営のお手伝いをしていて、経営理念は大事であるが、その理念を
会社全体に浸透する事こそが最も必要の事であり、命であると思っている。
しかし、素晴らしい経営理念を掲げながらも、倒れていく会社も多くみてきた。
何が違うのだろうか、大きな疑問があったのだが、その結論が判った気がした。
それが企業が持つ使命に忠実な企業こそ将来の不安を感じる必要がない企業だという事だ。
この震災では、警察、消防、自衛隊は、使命に忠実な働きを見ていて、自分もそうなろうと、
志願した子供たち激増したという。
人間は本来良い事をしたいのだ。人の役にたち、多くの人を助けたいのだ。
だからこそ、苦しんでいる人達のために、命を掛けている人をみて、自分もああなりたいと
思ったのだ。東北にある薬品会社は、震災直後、被災者のために副社長自ら、薬品の搬出に
必死に取り組んでいる姿を見て、部下である社員は「自分が選んだ会社に間違いが無かったと
思った。」と言っている。こんな社員がいる会社が傾くはずは無い。
人間は金だけでは命懸けでは動けないのだ、本当の正しさを求めているのも人間だからだ。
東京電力も今回の原発事故で、いろいろな世論にさらされている。
確かに、上層部には問題もあるだろう。しかし、現場は健全だ。命懸けで原子炉の暴走を抑えた
吉田所長は有名だが、地震直後原子炉の点検に行って津波に巻き込まれ殉職した2名の
若者もいる。21才と24才のこれからまだ前途のある若者だ。
彼らは、東京電力の殉職碑に祀られた。それでも、辞める若者は居ない。
彼らにはプライドがあるからだ、日本の電力は自分達が守って来たし、亡くなった仲間のためにも
逃げれない。
使命がある仕事、使命感のある人間がいれば無くなる不安など持つ必要もない。
二宮尊徳翁の言葉に、こんな言葉がある。
「 道徳なき経済は犯罪である。 しかし経済なき道徳は寝言である 」 と。
犯罪である経済は今年で終わり。道徳ある経済が始まる来年は、そんな年になる。