2013年12月18日

市場原理主義

すべては市場に任せる市場原理主義の経済に日本は片足を突っ込んでいる。
アメリカなどは、もっと進んでいて戦争すら一企業に外注している時代になった。
その方が値がはってもリスクが少ないという事だが、
しかし、それだと命をかけて戦争の現場に行くのは貧乏人で、金持ちは、
遠くで指図して、金を払うという事になる。
極論を言えば、命を金で買っている。
だから、アメリカでは、それを批判する人たちもいて、市場原理に適しているもの
適さないものの分ける作業を行っている。
しかし、遅々として進まない。
中国は共産国家を標榜しているが、アメリカ以上に市場原理主義だ。
囚人は、臓器売買のために死刑にされ、中には無実の罪の人も血液型が合う
党の幹部で内蔵移植に提供するために殺されるという。
まさに市場原理をはるかに先走っている。
私などは両国にいなくて良かったと思っている。
ただ日本も国内には、この市場原理主義者がいて、すべての規制を撤廃しろという。
確かに日本には、おかしな規制や法律が多くある。
NHKなでは国営でも民営でもない中途ハンパな状態で、
都合が良い方を選んでやっている感じだ。私はいっそ国営にして、国の管理下に置いて
財務監査や、内部監査を厳しくすべきだろうと思う。
すべてを民営化しろとか言う人たちは、官僚はすべて悪だという論法だが、
もし、すべて悪なら中国より、もっと早く酷い国になっていたろう。
勿論、酷い官僚もいたろうが、多くは真面目な公務員が運営していたと思う。
多少大きな国家で良いではないか、弱い人に寛大な部分はあっても良い。
全てではないが、教育・医療・福祉は平等で何が悪い。と思う。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 12:57Comments(0)経済