2013年12月16日

魂がいる

友人の父上が亡くなり、葬儀に参列した。
葬儀の最中には、その方との会話や思い出を思い、
この世の仕事を終わらせたのだと思う。
最後は苦しまずに89年に人生を閉じたと聞いて、良い人生だったのだと思う。
そんな事を考えて、祓いの席についたのだが、
多くの食事とお酒がでた。私もさすがに車だったので、お酒は失礼して、
ノンアルコールビールで献杯をした。
そして、式も終わり皆帰宅準備をしたのだが、
多くの人は車が車で来ているので、封を切らない日本酒の瓶が多く残された。
もったいないなぁと思った時、「せっかく来てくれたのだから、みんな持って行ってくれよ」
と亡くなった友人の父上の声が聞こえた気がした。
そういえは、若い時、友人と共に酒場に連れて行ってもらい、
「若いんだから遠慮せずもっと飲め」とすすめられた事を思いだした。
近くに喪主の友人がいたので、「お酒を貰っていくよ」とことわった。
彼の返事は、「おお、持って行ってくれ」と、
その時の彼の声は、亡くなった父上の声だった。
決して私がいじきたない訳ではないので、あしからず。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:05Comments(0)日記