2013年12月20日

少年老い易く

少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
未だ覚めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢
階前の梧葉(ごよう)已(すで)に秋声
・・・という諺があるが、教育を仕事にし始めて、全く骨身にしみる。
若い時は、自分の好きな事のみだけに興味が絞られていたので、
自分が、ある程度の博識という、うぬぼれがあったが、
教育の仕事をはじめて、多くの俊才、秀才、鬼才の先生方のお話を聞くと、
自分の浅学が冷や汗ものになる。
特に団塊の世代以降の世代が、今までの価値観を覆す考え方の人が出てきて、
薄っぺらな学問では通用しない様になっている。
団塊の世代は良くも悪しくも重石になって後の世代を芽を抑えていたが、
だんだん現役が減ると、抑えられた世代から百花繚乱という気がする。
それらに少しづつだが触れ始めると、いかに私自身勉強不足であるか
冷や汗が出てくる。
人生80年の時代でも、これを極めるには足りない。
もう一度生まれなおす必要ありやと、
全く、少年老い易く学成り難し、という事だ。
しかし、年ごとに知りたいことが増えるのは、良い事だ。
亡くなった師匠の様に、90歳で亡くなる2日前まで本を読み、新しく知る。
そんな人生でありたい。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 13:52Comments(0)教育