2013年12月11日

考えるな!

今朝取引のある外資系の会社からカタログが届いた。
まったく同じカタログなのに3冊も届いたのだ。
宛名を見ると、担当者の名前ごとに来ている。
発注する毎に同じ会社で担当を変えて発注したので、それ毎に来たのだろう。
随分ムダな事をするものだと思う。
日本のカイゼンに努力する企業では、この様な事を見逃さない。
カイゼンの常のテーマは”考えろ!”だ。
常の仕事を自分ののものととして捉え、「やらされるな」と言っている。
さもなければ仕事は面白くならない。
自分で考え自分で工夫してこそ面白い。
それに対してグローバル企業というのは、モジュール型経営といい。
仕事を標準化している。わかりやすく言えば、課長は部長の仕事をしてはいけない。
現場の作業員は命令された事だけをしろ。
つまりは軍隊と同じなのだ。
だから、全ては将棋の駒なので、歩は横や斜めに動いてはいけないのだ。
これは、植民地資本主義の名残りが欧米では残っている。
平たく言えば、経営は経営の専門家に任せ、お前たちは働けという事になる。
だから"考えるな!”なのだ。
私は日本で生まれた企業でありながら英語を公用語にして
グローバル企業を気取っている植民地主義的経営者を見ると
彼らこそ経済の奴隷に見えてくる。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:33Comments(0)教育