2011年08月09日

武士道

武士道は日本で発達した道徳規範なのだが、ヨーロッパには騎士道があり、
明治の頃、ヨーロッパに武士道を紹介した時に、ヨーロッパ人はその洗練された
道徳の、ヨーロッパの騎士道(ノーブリスオブリージュ)と同様だと絶賛したという。
ただ日本の武士道の違う事は、武士階級だけでなく、農民も商人も自分達の規範として
学んだという事は稀有な事だった。
大震災で、日本人が世界から、その行儀の良さを絶賛されたのも、その事が源なのだろう。
アメリカや中国には、それらは無い。
特にアメリカが、ヨーロッパの騎士道の様な因習を嫌った人達が、新大陸に渡ったのだ。
その結果、身を捨ててまで向かって来る日本人に恐怖し、使わんでもいい原爆2発まで
使ってしまったのだろう。
テクノロジーの発達は彼らが早かったが、精神文化の発達が遅い国なのだ、
日本のアニメが世界に通じる秘密は、そこにあるのだろう。
海外のアニメは、正義の戦いは勝つ。などと単純だ。
宮崎アニメの様に、勝つ側の悲しさ、負けた側の言い分、それこそ武士の情だ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:34Comments(1)日記

2011年08月08日

武士の魂

日本刀の事を武士の魂というが、私の亡き父が、日本刀が好きで収集していた。
私も特に日本刀好きという訳ではなかったが、いく振りか相続をした。
時たま粉をうって磨いていたが、ここ2〜3年忘れていて、昨日久々に抜いたとき
錆びまではいかないが、少し曇っていた。
元のの光を取り戻そうとしたが、簡単には綺麗にならない。
しかし、武士の魂とはよく言ったものだ。
自分の横着さがすぐに反映する。
日本刀は切る為にあるというより、自分を律するためのものだ。
狂ったものが持ったら凶器だ。やはり大上段に構えられたら恐ろしい。
そうならない様に心を諌める物だという事をつくづく感じた。
気のせいか心が落ち着いてくる。
もしかしたら父の心が入っているのかも知れないと思い出した。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:39Comments(0)日記

2011年08月07日

原爆の日

8月6日は広島の原爆の日
8時15分に黙祷をささげる。そして、多くの行事が開かれる。
今年は、福島の原発事故をからめて、原発反対のオンパレード。
原爆は悲惨な記憶であり、戦争の殺し合いの中で発狂したアメリカが、民間人も含めて
大量殺傷したが、それは今でも地球のどこかで行われている。
ただ、原爆の日にひっかけて、原発反対をヒステリックに訴えて人々を煽動しようと意図している
人達が多数いるのにはヘキヘキする。
ドイツには、ホロコーストビジネスというのがあり、本当に苦しんだユダヤ人からみると
利権としてそれを金にしようとする人達を嫌っている。
先日も日本のロックバンドが、ナチスに似た服を着たと言っていちゃもんをつけてきた。
何年か前は、日本の寺のマークがカギ十字に似てるから変えろと言ったりしていたらしい。
それとまるで一緒とは言わないが、原発反対で利権を握ろうとしている団体がいる気がして、
なんか釈然としない。
死者を悼むのは、静かに黙祷をさせてくれればいいだろう。
人気取りで政権延命などは、死者に対して失礼である。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 16:12Comments(0)日記

2011年08月05日

2008年問題その後

2008年問題というのがある。
これは、団塊の世代が退職して、日本の産業界を支えて来た世代が居なくなるので、
それをどうして埋めるかという問題なのだが、実は国が定年延長などで補助金を
出したので、それが少しづつのびて、2012年に皆居なくなる状況になる。
つまり、本当の2008年問題は先送りされてきて2012年にその本番を迎えるという事になる。
私が知る限り、この年代の人で、まだまだ仕事が十分に出来る人達が大勢いる。
中には、趣味などで過ごしたい人もいるだろうが、まだまだ世の中に、あてにされたい、
生きがいを持ちたい人達は大勢いる。
これを、ただ腐らせるのは日本の損失だし、年金の責任を若い人だけに任せるというのが
不本意という人達も大勢いる。
この力を使わないては無い。
NPOなども含めて、人生に先輩を死ぬまで現役として働いてもらう手はないか、
最近日夜考える毎日だ。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 12:34Comments(0)日記

2011年08月03日

中小企業の経営者

仕事柄中小企業の経営者と話をする事が多いが、
中小企業の経営者には魅力的な人が多い。
特に自分で起業して20年、30年過ごしてきた人には、尚更だ。
考えてみれば、一時の金儲けは出来ても、20年、30年と経営をし続ける事は、
大変な事だ。
自分一人だけの頑張りではなく、多くの人達の協力と助力がなければできない。
そう言った意味でも、魅力がある人だから経営を続けてこれたとも言える気もする。
そうゆう努力を続けて来たから魅力的になったかも知れない。
経営を続けるる事は一筋縄で出来る事ではない。
そのため、起業する人は年々少なくなっている。
しかし、大企業は海外の有能なエリートを社員として求めている。
だから就職のハードルはどんどん上がっているのだ。
こういう時こそ若者達に呼びかけたい、「いでよ起業家、明日は君たちのものだ。」  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 16:45Comments(0)中小企業

2011年08月02日

蝉しぐれ

今日は朝から蝉しぐれ、賑やかに蝉がないている。
今年は滅茶苦茶暑い日があったり、今は妙に涼しかったりで、
あまり蝉に出番がないようだった。
今日は、朝から元気よくないている。昨日起きた震度5の地震のせいか、
それとも今年の夏は冷夏で、あとわずかしかないという気分なのか、
何かしら暗示しているようにも見える。
蝉の様な生き物でも、危機に直面すると、生命力が出るのだ。
それに比べ人間様は、危機だらけというのに、なんか、のんべんだらりという気分
蝉に「頑張れ、頑張れ」と叱咤激励されている気がする。
万物の王者たる人間よ、目を覚ませ。と、  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:14Comments(0)日記

2011年08月01日

金子みすずの詩

テレビを見ていたら、金子みすずが取り上げられていた。
被災地の子供達のケアに、金子みすずの「こだまでしょうか」
を使っていると。
そういえば、テレビCMで、「こだまでしょうか」が取り上げられていた。
私も、何年か前に「わたしと小鳥とすずと」という詩を見て驚いた。
言霊があると思った。「皆んな違って皆んないい」こんな簡単な言葉で、
心が救えるフレーズは、見たことがない。
しかし、ここまで相手を思いやる気持ちが、どうして醸成されたのかと思っていたら、
金子みすずの実家は、網元で鯨漁がさかんな町だったという。
殺した鯨には皆戒名をつけ、感謝し神社もあるという。
命を頂く感謝なのだろう。「大漁」では、浜はイワシの大漁で湧いているが、
海の中では、イワシの弔いが行われていると言っている。
このように繊細な人だと世の中生きるのが辛いだろうと思っていたら
20代の若さで自殺して亡くなった、薄幸の人生だった様だ。
ある経営者が言っていた、金子みすずの「星とたんぽぽ」を座右の名にしていると、
その中にあるものは、こいうフレーズだ、「見えないものでもあるんだよ」
なるほど、日本の再生は、金子みすずの詩で始まる様だ。  


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