2013年10月08日

他者のための死

先日、横浜線の踏切りで立ち往生していた老人を助けるために、
40歳の女性がかわりに電車に轢かれて亡くなってしまった。
その事に政府は褒賞する事になった。
その褒賞について不満がある訳ではないが、彼女の命がもったいなく感じて、
そんな賞だけでは、なんかもの足りない気分がした。
戦後我々の受けた教育だと、人のために死ぬのは犬死であり、
馬鹿者がする事だという気分を植え込まれてきた。
だから大戦中の若いみそらに特攻隊を志願して大空に散った英霊を、
ヒロポンでらりって勢いで自殺した人間の様に言われたし、そうも思っていた。
しかし、硫黄島などで玉砕した兵士は、普通の市民で、
自分達に勝ち目ののない事を百も承知だった人たちが、降参をせず
日本国内の爆撃で女性や子供、年寄りが死ぬのを一日伸ばすために命を捨てた。
自分のためでなく他者のために命を捨てて行った人たちをちゃんと評価してこなかった、
そんな何十年を過ごした日本人が、東北の震災などで他者のために命を捨てた、
多くの人たちにより目が覚め、今回のこの事で、ちゃんとした人の姿を見せられた。
この国も正気になって来た。
反省すべきは、亡くなった女性が助けた老人から我々の世代の年寄りなのだ。
日本人が育ててきた武士道の本質こそ、他者に対しての慈悲の思いだ。
亡くなった女性に対して、心から冥福をお祈り申し上げます。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:33Comments(0)日記

2013年10月07日

金融資本の罠

アメリカの銀行、ゴールドマンサックスが韓国から昨年、
中国から今年引き上げた。
この銀行は金融資本主義の権化というべき銀行であり、
ここが引き上げたという事は、状態が悪いという事であり、もう旨みが無いという事だろう。
彼らは、自分達の利益のためなら自国すら売ってしまう徹底した拝金主義だ。
だから、その行動には信憑性がある。
そのゴールドマンサックスが、客に韓国の経済状況が良いので、
さんざん買うように勧めていたいたが、中堅の財閥が破たんした。
当然、債券は紙切れだ。
状態が悪い韓国を使ってひと商売したのだろう。
そのうち、中国が熱いから今が投資のいい時期だなんて始めるのだろう。
勿論、全員が損する訳ではなく、ゴールドマンサックスと、2%程度の金持ちは儲かるのだろう。
我々貧乏人は、ほぼ間違いなく98%の餌食だろう。
今後、この様な話が増えそうだ、ある線からの話で、中国で滅茶儲かる投資の話を聞いた。
クワバラ、クワバラ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:41Comments(0)経済

2013年10月06日

来年の経済

残念ながら消費税増税は決まってしまったが、
アメリカはオバマの年金が決まらず議会がストップ、予算が実行できない。
これが続けばアメリカの経済的信用は失墜する。
いずれは妥協の産物で予算は議会を通るのだろうが、
強いアメリカの信用失墜は、どうしようもないだろう。
しかし、あと何年かオバマが大統領である訳だから、
史上最弱の大統領の決定だろう。
本来なら中国が、この機会に乗じて出てきそうだが、どうも評判どおり
習近平もお馬鹿ででへたれらしいので、それどころではないのだろう。
韓国はというと・・・・言うまでもない。
そう考えると、日本も大したことないが、それ以上の勢いで回りがへたっている。
という事は、インドや東南アジア各国と協力をしながら確実に経済の質を上げていく
という事が最も良い方向だろう。
人によっては中国の市場がなければ経済は伸びないと言っているが、中国の市場規模は
全東南アジアより遥かに小さい。
人口は多いが、貧富の格差が大きすぎて、ほんの少数の大金持ちばかりで、
小金持ちがいない。いいお客とは小金持ちの事だ。
それに、どこぞの隣の国がスワップを断ってきたので、
その枠すべてを東南アジアに振り分けた。
つまり、東南アジアとの貿易でとりっぱぐれはないのである。
協力的な台湾やインドを含め普通にしてれば、
日本経済は上昇する以外の道はないのである。
へんな言いがかりをつけてくる2国を相手にせず、粛々と日々の仕事に精を出そう。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 12:02Comments(0)経済

2013年10月03日

式年遷宮

伊勢神宮の式年遷宮が執り行われた。
黒田清子様が式を取り仕切っているという。
伊勢神宮では式の取り仕切りは、天皇家の女性皇族だという話を聞いたことがあるので、
なるほど今もそれがいきているのだという事で、感慨があった。
もう一千年以上も続いているという、この式こそ世界遺産そのものと言っていいだろう。
しかし、訳のわからない外人がぞろぞろ来られても困るので、
静かに荘厳に行われる事は良い事だろう。
自分の生まれるずっと以前から始まり、自分が死んでも続いていくだろう、
この安定した連続性は、生きていく安心感や安定感と一致しているような事と思える。
中国の様に歴史が長くても、100年も持たず次の王朝になり、今までの正義が悪となって
しまっている国とは、根本的にここが違うのだろう。
万世一系とい天皇家をいただく事の意味は、この安心感だろう。
それと、欧州や中国の王は覇王であり、力でむしり取った王権だ。
しかし、天皇家は長く武力は使っていない。
信長も秀吉も家康も、その気になればひとひねるすれば済んだのに、
それをしなかった。
その日本人であることは、やはり誇りに思って良い事だし、子供たちに伝えていくべき事だ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:16Comments(0)神社

2013年10月02日

風邪の効用

久々に風邪をひいてしまった。
毎年3回ほどひいていたのだが、昨年1年は珍しく風邪をひかなかった。
今年は夏が厳しかったせいか、一気に疲れが出た感じである。
昔、野口晴哉(のぐちはるちか)という人の本で、「風邪の効用」というのがあった。
かれは、現在日本の整体について繁栄させた第一人者だ。
指圧の浪越さんも彼の弟子だったらしい。
その「風邪の効用」の話だが、風邪というのは、体の偏りを自力で直そうとする
そういった自己治癒力の発揮だというのだ。
体温が40度などとなると、脳細胞にダメージを与えるので下げる必要があるが、
そうでなければ、栄養を十分にとって体を休める事だという。
風邪を何年もひかないと自慢する人がいるが、そういう人はポックリ亡くなる人だという。
まあ、それはともかくとして、気のせいか熱が下がって体が動くようになると、
風邪をひく前より体調が良い気がする。
科学がどれほど発達しても、この野口さんの話の様に、霊主体従といい、
心のありかたと肉体の状態は一致してくるというのは、腑に落ちるものだ。
所詮人間生きても100年、何億年の地球の歴史から言えば、ほんの一時。
自分達がすべて解った思う事自体思い上がりなのだろう。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 16:21Comments(0)日記

2013年10月01日

ついに消費税8%

ついに消費税8%が決まってしまった。
誰しもが景気後退するという事を言っていながら決まってしまう。
金融庁というのは本当の魑魅魍魎が住んでいるようだ。
経済の現場では汗水たらして働いている人たちに一層の足かせがつくことは事実だが、
いつまでも泣き言ばかり言ってもいられない、善後策を練らなければ、
無事明日を迎える事ができない。
この増税がマイナスにならない努力というはなんだろうか。
諦めずに考え続ける習慣こそ大事だ。
少なくとも同時に発せらられる経済政策で利用できるものがあるはずだ。
そのくらいの勉強すらやらない経営者は、なにおか言わんだ。
悲しい事に中小企業には意外と居るタイプだ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:39Comments(0)日記